副鼻腔炎<赤ちゃんの鼻の病気>

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副鼻腔炎(ふくびくうえん)

鼻の構造は、実は非常に複雑で、鼻腔と鼻の周囲にある骨で囲まれたいくつもの空洞(これを副鼻腔といいます。)からなっています。副鼻腔の粘膜に炎症が起こって膿がたまり、これが黄色い鼻水と名って出てくる病気が副鼻腔炎です。1歳ぐらいまでは、赤ちゃんの副鼻腔はまだ発達していないため発症しにくく、1歳を過ぎた頃からかかり始めます。
急性副鼻腔炎(きゅせいふくびくうえん)と慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)とがあります。

急性副鼻腔炎(きゅせいふくびくうえん)

 風邪症候群による鼻炎のあとに起きやすく、頬が腫れたり顔面が痛み、発熱を伴う場合も。最初は水っぽい鼻水が出て、だんだんと黄色っぽい鼻水に変わっていき、なかなか鼻水が止まらなかったり、鼻づまりが起きます。においを感じなくなったり、鼻声になる場合もあり、炎症の部位によっては歯が痛んだり、目や目と目の間の痛み、頭痛などの症状が出る場合も。鼻が詰まっているため、息苦しくなったりもします。アレルギー性鼻炎の場合は、水のような鼻水がでるため、区別することができます。
冬に発生しやすく、低温、低湿度が鼻を弱め、感染しやすいと考えられています。風邪症候群が治れば、副鼻腔炎も自然に治ります。


慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)

 いわゆる蓄膿症(ちくのうしょう)と呼ばれる病気で、治りにくく治療が長期化し、数年にも及ぶことも特徴といえます。アデノイド肥大や虫歯、アレルギー性鼻炎などが慢性的な鼻腔炎を誘発します。このほか、風邪症候群になりやすかったり、扁桃炎をよく起こす子が急性副鼻腔炎を繰り返して慢性化したり、急性副鼻腔炎を完治させなかったことから慢性化する場合もあります。日常的に黄色い鼻水を出したり、鼻づまりを起こしたりしているので、においを感じなくなったり、記憶力が低下することもあります。また、鼻をすすることから中耳炎を起こしやすくもなります。



急性副鼻腔炎の場合、風邪の症状とともに1〜2週間で回復しますが、これ以上長引くようだと耳鼻科で治療を受けましょう。抗菌薬や、抗炎症薬の服用で、だいたいがすぐ回復します。膿がたまっているようだと、これを吸い出したり、鼻の中を洗浄して吸入器で薬を吹き込む方法などの治療もあります。
慢性副鼻腔炎の場合は、長期間、抗菌薬を服用することで、治療をします。10歳くらいまでにはだいたいの子が治りますが、治らない場合は15歳以上になってから手術することもあります。